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公開日 2023.11.28 更新日 2023.11.28

フローリングの補修方法は?原因と対策まとめ

「フローリングの補修方法と原因と対策は?」
「フローリングに傷が出来る原因を一覧で知りたい」
「傷以外のフローリングトラブルとは?」
人間を人間たらしめる物のひとつが、屋根のある「家」です。
しかし、身近かつよく使うからこそ、消耗しやすい物でもあります。
本記事では、フローリングの補修について解説していきます。
所有物件や今住んでいる家の補修・リペアを検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

フローリングの補修方法と原因と対策

フローリングの補修をする際は、傷や凹みがあれば、目立たなくするためにワックスや補修材を使用します。
また、フローリングの傷や凹みの原因は、家具の移動や物の落下などです。
対策としては、フェルトパッドを使って家具の移動をする、厚めの敷物を敷くなどがあります。

フローリングに傷が出来る原因一覧

次に、フローリングに傷が出来る原因を一覧で紹介していきます。
一般的には以下の4つが挙げられます。

  • 物を引きずった時に出来る「擦り傷」
  • 物を落とした、ぶつけた「凹み」
  • 日焼けや腐食による「はがれ」
  • 濡れ・直射日光・熱・加重による「ひびわれ」

それぞれ解説していきます。

原因①物を引きずった時に出来る「擦り傷」

フローリングに擦り傷が出来る原因のひとつは、物を引きずった時の摩擦です。
重い家具の移動や荷物の移動時は、床との摩擦が強くなり、表面の保護層が損傷を受けます。
この摩擦によって傷ができるため、物を引きずる際には特に注意が必要です。
家具の下にフェルトパッドを敷くことや、敷物を使用することで、フローリングの表面を保護することができます。

原因②物を落とした、ぶつけた「凹み」

フローリングに物を落としたりぶつけたりすると、凹みが生じることがあります。
重い物を落とした場合や、家具などがぶつかった際には、フローリングの表面が傷つき、凹みができます。
これを防ぐために、注意深く物を取り扱ったり、家具の位置を調整したりしましょう。
また、フェルトパッドを使用することや、床の保護用のマットを敷くことで、凹みを防ぐこともできます。

原因③日焼けや腐食による「はがれ」

フローリングに日焼けや腐食によるはがれが生じる原因は、長時間の直射日光や化学的な薬品にさらされることによるはがれです。
太陽のUV光や漂白剤、酸性洗剤などがフローリングの表面を傷つけ、保護層がはがれることがあります。
このような状況を避けるためには、日光の当たる窓にUVカットフィルムを貼ったり、適切な洗剤を使用したりすることが重要です。
また、フローリングの定期的なメンテナンスや保護層の再塗布なども必要となります。

原因④濡れ・直射日光・熱・加重による「ひびわれ」

フローリングに傷ができる原因は、濡れた状態での使用や直射日光による傷み、高温や重い荷物を乗せることにより起こるひびわれです。
濡れた状態では、木材が膨張してしまい、フローリングがひび割れる可能性があります。
また、直射日光によってフローリングの色褪せや変色、乾燥によるひび割れを引き起こす可能性があるのです。
さらに、高温や重い荷物によってもフローリングに変形やひび割れが生じることがあります。
これらを防ぐためには、水の浸透を防ぐための保護剤の使用や、日差しを避ける工夫、重いものは敷物やフェルトパッドで床を保護することが重要です。

傷以外のフローリングトラブル

次に、傷以外のフローリングトラブルを見ていきましょう。
主に挙げられるのは以下の3つです。

  • 水分の放置や湿気による「しみ・カビ」
  • 経年劣化による「変色」
  • 伸縮やたわみ、釘のこすれによる「床鳴り」

それぞれ解説していきます。

水分の放置や湿気による「しみ・カビ」

フローリングに水分を放置したり湿気が多い状態が続くと、しみやカビの発生が起こります。
水分がフローリングにしみ込むと、木材が膨張して変形する恐れも。
また、湿気が高い環境では、雑菌の繁殖が促進されます。
これを防ぐためには、水分をこまめに拭き取ったり、浸透防止のコーティング剤を使用したり、湿度を管理するために除湿器を利用することが重要です。
定期的な掃除も忘れず行いましょう。

経年劣化による「変色」

フローリングは経年によって徐々に変色することがあります。
経年劣化による変色は、日常的な使用によって引き起こされることが多く、特に頻繁に歩く部分や家具の下など、摩擦や圧力がかかる箇所が影響を受けやすいです。
定期的な掃除やフロアワックスの定期的な施工などのメンテナンスを行うことで、変色を抑えることができます。

伸縮やたわみ、釘のこすれによる「床鳴り」

フローリングは温度や湿度の変化によって伸縮やたわみが起きたり、釘などの固定具がこすれたりすることで床鳴りが生じることがあります。
特に乾燥した季節や湿度の変化が激しい場所では、この現象がより多く起こります。
床鳴りを防ぐためには、フレキシブルな素材の使用やフィラー材の挟み込みなど、フローリングの設計や施工に注意が必要です。
また、定期的なメンテナンスや湿度管理も行いましょう。

フローリングの傷の補修方法一覧

ここからは、フローリングの傷の補修方法を一覧で紹介します。
ここでは、以下の4パターンについて見ていきましょう。

  • 「擦り傷」には色を塗る補修
  • 「凹み」にはアイロン補修
  • 「ひび割れ」にはパテ補修
  • 「カビ」はアルコールで拭く補修

それぞれ解説していきます。

「擦り傷」には色を塗る補修

擦り傷があるフローリングの補修方法の一つは、色を塗ることです。
まず、フローリングに合った補修用の塗料やクレヨンを選びましょう。
傷の範囲に塗料を塗り、平らなスポンジや布で均等に広げ、乾燥させた後にフローリングの仕上げ剤で保護します。
フローリングの種類や傷の深さによって、適切な補修方法が異なるので注意が必要です。

「凹み」にはアイロン補修

フローリングの凹みを補修する方法の一つは、アイロンを使用することです。
まず、凹んだ箇所に水を含ませた布を置き、その上からアイロンを当てます。
短時間に繰り返し凹んだ箇所を温め、布を取り除いてフローリングが元の形に戻るように圧力をかけます。
繰り返し凹みが改善するまで行いましょう。
ただし、フローリングの素材によってはアイロン補修が適さない場合もあるので注意が必要です。
また、凹んだ箇所が深い場合やフローリングが破損している場合は、専門家に相談することをおすすめします。

「ひび割れ」にはパテ補修

フローリングのひび割れを補修する方法の一つは、パテを使用することです。
まずは、ひび割れにパテを詰めましょう。
パテはフローリングの色に合わせたものを選び、ひび割れに均等に詰めます。
詰めたパテをならし、表面が平らになるように整え、乾燥させた後にフローリングの仕上げ剤で保護します。
ただし、ひび割れが深い場合やフローリングが劣化している場合は、専門家に相談することをおすすめします。

「カビ」はアルコールで拭く補修

フローリングのカビを補修する方法の一つは、アルコールを使用して拭くことです。
まず、カビが生えている箇所をアルコールでしっかりと拭き取りましょう。
アルコールは抗菌・除菌効果があり、カビの繁殖を抑える効果があります。
ただし、アルコールはフローリングの素材によっては傷をつける可能性があるので、注意が必要です。
また、カビの原因となる湿気対策も併せて行いましょう。
カビがひどい場合や再発する場合は、専門家に相談することをおすすめします。

フローリングの傷やトラブルの対策方法一覧

ここからは、フローリングの傷やトラブルの対策方法を一覧で紹介します。
ここでは、以下の6つについて解説していきます。

  • こまめな清掃
  • フローリングを濡れたままにしない
  • 定期的なワックス掛けでメンテナンス
  • 物の落下防止
  • 小さな傷は早めに補修
  • カーペットの設置

それぞれ見ていきましょう。

こまめな清掃

フローリングの傷やトラブルを防ぐためには、こまめな清掃が重要です。
日常的に掃除機やモップを使ってゴミやホコリを取り除き、汚れや水滴を拭き取ります。
また、家具の脚や移動時にはフェルトパッドを使用して床を傷つけないようにします。
定期的に床のメンテナンスも行い、フローリングの耐久性を高めましょう。
清掃の頻度や方法はフローリングの材質やメーカーの指示に従って行うことが大切です。

フローリングを濡れたままにしない

フローリングの傷やトラブルを防ぐためには、濡れたままにしないことが重要です。
水や液体がフローリングに染み込むと、床面が膨らんだり変形したりする可能性があります。
そのため、水や液体のこぼれや浸透を防ぐために、素早く拭き取ったり、マットや敷物を敷いたりすることが大切です。
また、濡れた靴下で床を歩かないなど、慎重に行動することでフローリングの寿命を延ばすことができます。

定期的なワックス掛けでメンテナンス

フローリングの傷やトラブルを防ぐためには、定期的なワックス掛けが有効です。
ワックスはフローリングの表面を保護し、傷から守ります。
ワックスを掛けることでフローリングの艶も保ちます。
定期的なワックス掛けをすることで、フローリングの寿命を延ばし、美しい状態を保つことが可能です。
ただし、フローリングの材質に合わせた適切なワックスを選ぶことや、使用方法を守ることも大切です。

物の落下防止

フローリングの傷やトラブルを防ぐためには、物の落下防止が重要です。
重い物や硬い物が床に落ちると、床面が傷ついたり、凹んだりする恐れがあります。
そのため、食器や小物などの落下を防ぐために、安定した場所に物を置く、棚や収納具を使用するなどの工夫が必要です。
また、家具の脚にはフェルトパッドを取り付けることで、床面に傷がつくのを防げます。
物の落下防止を徹底することで、フローリングを長く美しく保つことができます。

小さな傷は早めに補修

フローリングの小さな傷は、早めに補修することが大切です。
傷が放置されると、汚れや水分が入り込んで床面が劣化してしまう可能性があります。
傷を発見したら、専用の補修キットやワックスを使用して修復しましょう。
早めの補修により、傷が広がるのを防ぎ、フローリングの美しさや耐久性を保つことができます。

カーペットの設置

フローリングの傷やトラブルを防ぐためには、カーペットの設置が効果的です。
カーペットは床面を保護し、傷から守るだけでなく、衝撃吸収性もあります。
また、カーペットの上で過ごすことで滑りにくくなり、転倒や怪我の予防にもつながります。
フローリングの上に適切なサイズのカーペットを敷くことで、長期間美しい状態を保つことができます。

自分でフローリングの補修をする時の注意点

フローリングの補修をする際の注意点は、適切な方法や資材を使用し、床材との色合いや仕上げを合わせることです。
また、修復箇所の周囲を清潔にし、丁寧に作業する必要があります。
木でできているフローリングは水にも弱いため、その点にも注意しましょう。
誤った修復方法や手荒な取り扱いは、床をより悪化させる可能性があるので注意が必要です。

業者にフローリング補修を頼んだ方がいいケース

最後に、業者にフローリング補修を頼んだ方がいいケースについて紹介します。
といってもその種類は多く、以下の6つが挙げられます。

  • 頑固なカビやしみがある場合
  • 凹み・傷・はがれが深い場合
  • フローリングの変色が酷い場合
  • 傷が広範囲・種類が多い場合
  • 経年劣化などで根本的に補修したい場合
  • 新品同様に補修したい場合

それぞれ確認してください。

頑固なカビやしみがある場合

フローリングに頑固なカビやしみがある場合は、専門の業者に依頼することがおすすめです。
業者は適切な洗浄剤や技術を使い、カビやしみを根本的に除去し、フローリングを復元します。
自分での対処では完全に取り除くことが難しい場合や、床の専門知識がない場合には、業者のプロフェッショナルに頼むことで、効果的な補修ができます。

凹み・傷・はがれが深い場合

フローリングの凹み・傷・はがれが深い場合、自分で修正を試みると、素人では上手く修理できない可能性が高いです。
また、修理の際に必要な材料や道具を持っていないことも考えられます。
そのため、不安な場合はプロの業者に補修を依頼しましょう。
業者によっては保証やアフターサービスを提供している場合もあるため、安心して修理を依頼することができます。

フローリングの変色が酷い場合

フローリングの変色が酷い場合は、業者に依頼することがおすすめです。
業者は染み抜きや再塗装などの手法を使い、床の美しい色合いを取り戻すことができます。
自分での処理では効果が出ず、より深刻なダメージをもたらす可能性があるため、プロの業者に任せることが重要です。

傷が広範囲・種類が多い場合

傷が広範囲で種類が多い場合は、業者に依頼することがおすすめです。
適切な補修材や技術を使用し、床を綺麗に修復することが可能です。
自分での処理では時間や労力がかかり、正確な修復が難しいため、業者のプロフェッショナルに頼む方が効率的でしょう。

経年劣化などで根本的に補修したい場合

経年劣化などで根本的にフローリングを補修したい場合は、業者に依頼しましょう。
業者は、床を完全に取り替えるか、部分的に修復するかを判断し、適切な材料や方法で根本的な補修を実施します。
自分での補修では十分な耐久性や美観を得ることが難しいため、業者に任せることがおすすめです。

新品同様に補修したい場合

新品同様のフローリング補修を望む場合は、業者に依頼することがおすすめです。
業者は専門知識と技術を持ち、適切な補修方法を選択し、新品同様の仕上げを実現します。
自分での補修では完璧な仕上がりを得ることが難しいですが、業者のプロフェッショナルに頼むことで新品同様のフローリングを実現できます。

フローリング補修ならARSへおまかせ!

フローリング補修なら専門業者へおまかせ。
経験豊富な専門の技術者が適切な方法で床を修復し、美しい仕上がりを実現。
経年劣化や傷など、広範囲で多様な傷を効果的に修復できます。
確かな技術で新品同様のフローリングを手に入れましょう。

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